切れ痔の出血?内臓の病気?チェックの仕方
切れ痔は慢性化させないためにも、生活を改善したり、軟便剤などの薬物療法で早期に治療を行うべきでしょう。肛門からの出血が全て「切れ痔(裂肛ともいい、硬い便などが原因で肛門が切れてしまった痔のことです)」が原因といった訳では無くて、内臓の病気からきている可能性もあるのです。
肛門からの出血を伴う病気は、一般的に次の4つです。
・大腸がん(盲腸、結腸、直腸、または、肛門管に発生する癌の総称です)
・大腸ポリープ
・潰瘍性大腸炎
・肛門がん
これら4つの病気は、全て肛門から出血を伴う場合が多く、切れ痔だと勘違いする可能性が高いでしょう。
大腸がんや肛門がんは、場合によると命の危険があることもありますので、できるだけ早く見極める必要があると言われています。
まず、肛門から出血した場合、血の色に注目してください。もし、混じり気の赤い色をしているのであれば、切れ痔だと考えられます。
血の色が黒っぽかったり、混じり気のある場合は、内臓から出血している可能性がある為、大腸がん・大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎・肛門がんの疑いが考えられます。
万が一、そういう混じり気のある血が出た場合は、すぐに病院で検査を受けてください。
ただの切れ痔でも、そのまま放置してしまうと、症状が悪化する事も多いですので、どちらにせよできるだけ早く対処するようにしたいものです。